COI-T「創造的生活者シンポジウム」講演・後半レポート

【招待講演】ユーザーイノベーション:消費者から始まるモノづくりの未来
                   神戸大学大学院経営学研究科教授 小川進氏【招待講演】ユーザーイノベーション:消費者から始まるモノづくりの未来 神戸大学大学院経営学研究科教授 小川進氏

 【ビデオ講演】USERS AS INNOVATORS
                     マサチューセッツ工科大学教授 エリック・フォン・ヒッペル氏【ビデオ講演】USERS AS INNOVATORS マサチューセッツ工科大学教授 エリック・フォン・ヒッペル氏

 

 

【講演】オープンソースカルチャーとものづくり
           Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子
【講演】オープンソースカルチャーとものづくり Mozilla Japan 代表理事 瀧田佐登子

■クロージングトーク
クロージングトーク

 

COI-T「創造的生活者シンポジウム」講演・前半レポート

2014年7月11日(金)、明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン3階アカデミーホールにて『創造的生活者シンポジウム』を開催されました。

当日は、台風の影響なども心配されましたが、会場となったアカデミーホールには多くの方にご来場いただき、大盛況のシンポジウムとなりました。

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COI-T「創造的生活者シンポジウム」展示レポート

デジタルものづくりの可能性がを知ることのできる最先端の研究が集結!
他では見られないユニークな展示デモも大盛況。

8大学・機関から20の研究成果の展示を行います。モノから食品まで作り上げる様々な3Dプリンターのバリエーション、モノのデザインを支援し共有する様々なシステムなどを一同に揃いました。

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デジタル技術でモノをつくり・共有し・ユーザーの力でよりよいものに ~注目の研究者が一同に会する『創造的生活者シンポジウム』 7月11日(金)開催迫る!

創造的生活者ムーブメントの源流を明らかにする講演と、最先端の研究発表・展示デモを通して、ものづくり社会の未来を「見て」「聴いて」「体験できる」シンポジウム。創発的な講演・最先端の展示デモ・インターネット配信の詳細をニュースリリースにて公開しました。 Continue reading “デジタル技術でモノをつくり・共有し・ユーザーの力でよりよいものに ~注目の研究者が一同に会する『創造的生活者シンポジウム』 7月11日(金)開催迫る!”

田中浩也先生と古川英光先生が「ナイスステップな研究者」2013 に選定

田中浩也先生と古川英光 先生が「ナイスステップな研究者」2013 に選定されました。

tanakafurukawa

文部科学省直轄の国立試験研究機関である、科学技術・学術政策研究所が科学技術の顕著な貢献をされた方を毎年選定しています。「ナイスステップな研究者」という名称の由来は、すばらしいという意味の「ナイス」と、飛躍を意味する「ステップ」を組み合わせ、科学技術・学術政策研究所の略称 「NISTEP(ナイステップ)」にからめたものです。

田中浩也先生・古川英光 先生の研究業績が、科学技術の振興・普及に顕著に貢献しており、また日本の科学技術向上につながるものとして評価されました。

http://www.nistep.go.jp/archives/13857

CGMから始まるイノベーション 初音ミクが切りひらく未来 レポート(6)

ディスカッション(佐々木渉×ドミニク・チェン× 毛利宣裕×中村翼×宮下芳明)
著作権と創作の自由をめぐって

■ 著作権についての感覚の変化

宮下 さっきの3Dプリンター屋の話ですけど、結構ドキッとするような依頼もありそうですね。たとえば、ミッキーの弁当箱作ってくれ、とか。そういうケースはきっと、これからも増えてきそうですね。ドミニクさんから是非、コメントをいただきたいところです。

チェン 増えてきそうというのは本当ですね。僕は、クリプトンさんたちが証明したことって、ほかの企業も学んだ方がいいことだと思ってるんです。つまり、ディズニーにせよ任天堂にせよ、そういうことはむしろ奨励したほうがいいと思う。

ちょっとビジネスっぽいことを言うと、大きい企業ほど、コンプライアンスを守らなきゃいけないとか、キャラクターの権利処理をどうするとか、クリエイティブではないことを考えなきゃいけないので、逆にもっとストラテジックになった方がいい。ベンチャーだったら、普通に考えると、そういうことはもっと積極的に進めていこうと思うでしょう。法律に詳しい人がそういうところにすぐツッコんじゃう状況とか、逆にツッコまれるんじゃないかと萎縮しちゃう状況とかを、僕らは払拭したいと思っていて、そこが払拭できるのが本当のゴールかなと思っています。

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CGMから始まるイノベーション 初音ミクが切りひらく未来 レポート(5)

毛利宣裕(東京メイカー)・中村翼(株式会社東京メイカー)
パーソナル3Dプリンター革命

■ みんな欲しいものがわからない

毛利 皆さん、こんにちは。東京メイカーの毛利と申します。

中村 中村と申します。今日は東京メイカーを代表して、毛利と、私中村がご説明させていただきます。

毛利は工業用3Dプリンターのプロのエンジニアをしています。工業用の3Dプリンターには、大きく2種類あります。まず、「光造形」と呼ばれるもので、交換樹脂をレーザーで固めて積層していくものです。もうひとつが、「粉末造形」と言いまして、PM20から5ぐらいの粉末を固めて、できあがったら芋を掘るように取り出してくるものです。

その一方で、パーソナル3Dプリンターというものがあります。工業用ではなく、個人向けですね。これは実際に中野のブロードウェイのお店にあるものですが、これはFDM、fused deposition modelingという、プラスチックを溶かして積み重ねていく手法を使っています。

で、東京メイカーは何をしているかといいますと、工業用の3Dプリンターじゃなくて、パーソナル用の3Dプリンターを使用してものを作っています。

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CGMから始まるイノベーション 初音ミクが切りひらく未来 レポート(4)

ドミニク・チェン(NPO法人コモンスフィア理事)
表現者が自由に面白いことができるように

■ 「クリエイティブ・コモンズ」の仕事

ドミニク・チェンと申します。われわれ「クリエイティブ・コモンズ」は何をしてる団体かと言いますと、最初に宮下さんがプレゼンテーションで「表現の民主化」とおっしゃいましたが、それとまったく同じ理想を共有する団体です。

具体的なアプローチとして何をしているのかというと、たとえば「初音ミク」というソフトウェアなりコンテンツやメディアの、一番面倒くさくて実感しずらい部分である著作権をクリアして、クリエーターの人たちが自由に表現が行えるように、「表現の民主化」が行えるようにするという仕事で、これを2002年からアメリカを中心にやっています。日本でも8年ほど活動をしていまして、最近では『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック』という本でその歴史の紹介なども行っています。

 

 

dominik

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CGMから始まるイノベーション 初音ミクが切りひらく未来 レポート(3)

佐々木渉(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)
ノイズとしての「初音ミク」

■ VOCALOIDとは何だったのか

私は、札幌の「クリプトン・フューチャー・メディア」という会社で、2007年当初から2012年くらいまで、「初音ミク」の企画の立ち上げからそれに続くさまざまなプロジェクトに関わってきました。

今回、「初音ミク」の「モノ化」とか「実体化」がテーマということで、明治大学さんからご依頼をいただいたんですが、実はそのお話をいただいたとき、困ったんですね。

というのは、「初音ミク」は、歌とか曲という切り口からなら、CGMの流れで非常に説明がしやすいんです。ただし、「実体化」をテーマにするとなると、なかなか難しい。今はふだんから「ものづくり」に情熱を捧げている方々が、「初音ミク」を立体物で巨大にしたり逆に顕微鏡でしか見られない極小サイズにしたり、もしくは実体化とはちょっと違いますが、ソフトウェアとして「初音ミク」を使ったりして、いわばCGM文化を底上げするような試みをされている状態です。

その人たちの中には天才エンジニアのような人もおりまして、広い意味での「ものづくり」として「初音ミク」に関わってくださった方が、趣味的に考えた「初音ミクをこういうふうに表現したら面白いんじゃないか」というアイデアを手際よくまとめてくださったり、プログラム等を権利が開かれた形で公開してくださったことが大きいなと思います。ただそういった部分は、CGMの文脈で語ると、少し変なことになるのかもしれません。

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